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エゴマ仕上げ

脱穀して当分放置していたエゴマの仕上げをしました。

まずは唐箕にかけます。

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ふるいにかけただけでは完全に殻が取り除けないので、殻が混ざったエゴマを上から唐箕の中にいれてハンドルを回すと風で殻が吹き飛ばされ、重いエゴマの実だけが飛ばされず下から出てきます。

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こうして選別したエゴマを今度は水で洗います。

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実の周りに土やほこりがついているので、水を張ったバケツの中でよくかき混ぜると実だけが浮かび汚れは下に沈みます。
これを何回か繰り返してきれいになったら、水切りして乾燥します。

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木枠に網を張ったものにエゴマを広げて2~3日自然乾燥してようやく終了です。

以上のようにエゴマは収穫後の作業がほとんど手作業でやらないといけない為、大規模栽培が難しい作物です。
逆に栽培規模が小さいため専用の機械が開発されないとも言えます。

元々エゴマは食用油を絞るために育てられていて、かつては油といえばエゴマ油をさしていたのですが、よりたくさん油が絞れる菜種が栽培されるようになり、次第に消えていった作物でした。

ところが最近になって、エゴマにはα-リノレン酸を多く含み、畑の青魚といわれるぐらい体にいいことが分かり急に注目されるようになりました。
広島では福富町で盛んに栽培されているのですが、我が家の近所の農家の方がエゴマを世羅町の特産品にしようと栽培を始め、その方の薦めで次第に町内での栽培が広がり、我が家も去年から栽培を始めました。(手間がかかるのでやめる人もいるので栽培人口はあまり増えていませんが)

油を絞って食べるのが一番効率よくα-リノレン酸を摂取できるのですが、菜種のように多く絞れないため油として販売するととても高価になってしまうので実のままで販売しています。

実をすりつぶして和え物にしたり、ご飯に炊きこんだりパンに練り込んだりして食べるとおいしくいただけます。
体にとてもいいので一度お試しください。

エゴマ脱穀

先日収穫したエゴマがいい感じに乾燥してきたので脱穀してみました。

まずブルーシートを広げた上でエゴマの穂をたたいて実を落とします。

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ひたすら叩き続けます。
これでもかというぐらい叩き続けます。

そして5時間後、ようやく脱穀完了しました。

その後はふるいにかけて葉っぱや殻を取り除きます。

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ふるいでは完全に殻が取り除けないので、この後唐箕にかけて実だけを選別するのですが脱穀にあまりにも時間がかかりすぎて本日の作業終了です。

続きはまた後日。

エゴマ収獲

7月に植えたエゴマが収獲期を迎えました。

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植え付けが遅かったのと、この夏の雨不足で残念ながら大きくなりませんでした。
通常の5分の1ぐらいの大きさですが、そろそろ実が熟してきたので収獲をしました。

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エゴマはシソ科の植物でシソとそっくりの穂をつけて、その穂に一つ一つ実をつけます。
実がこぼれやすいので慎重に刈り取って乾燥します。

通常は畑で天日干しするのですが、エゴマの実はスズメの大好物なので上からネットをかけて食べられないようにします。

しかし、今回は幸か不幸か収獲量が少なかったので家まで持って帰って軒下に広げて乾燥することにしました。

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1週間以上乾燥させると実が完熟してこぼれてくるので、脱穀する予定です。

じつはエゴマを食べられる状態にするにはここから結構手間がかかります。
というのも生産量が全国でも僅かのため専用の機械がなく、ほとんど手作業になってしまいます。

その様子はまた後日お知らせします。
いつになるか分からんけど・・・

エゴマ定植

長雨の影響で植えられなかったエゴマを本日ついに植えました。

エゴマはシソ科の植物でゴマとは全く別の植物です。
実を絞って油をとったり、実をそのまますりつぶして和え物などにして食べます。
実にはα-リノレン酸が多く含まれ別名「畑の青魚」と言われるぐらい健康にいいと言われています。

そのエゴマを去年から作っているのですが、植え付け時期が梅雨と重なるため畑が乾かず、土がぬかるんで耕すことが出来ないため、なかなか植えられませんでした。
この数日の晴天でようやく土が乾き、やっと植え付けができました。

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45センチ間隔で植え穴を掘って、その穴に柄杓で1杯ずつ水を入れて苗を植え付けて行きます。
全部で560株。猛暑を避けて朝の5時から始めて朝食を挟んで11時に作業終了しました。
ようやく懸案のエゴマ植え付けが終了してほっとしました。

と言いたいところですが、苗が虫に食われて予定していた数の苗が確保できなかったので、追加の苗を育てています。残り200株の苗を1週間後に植え付けて定植終了です。

しかし、今年の暑さは半端ないです。
30分ごとに休憩しないと正直かなりヤバいです。意識が遠のきます。
空の青さに吸い込まれて幽体離脱しそうです。

20100724-2.jpg

雲一つない空。

豪雨で不安な日々を過ごしたにも関わらず、

雨カモーン!
エゴマが干上がっちまうよ!

人間とは身勝手な生き物です。
プロフィール

中川 崇

Author:中川 崇
広島県世羅町で農業に挑戦!

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